第1巻13番歌はこちらにまとめました。
第1巻 13番歌
巻 | 第1巻 |
歌番号 | 13番歌 |
作者 | 天智天皇(中大兄) |
題詞 | 中大兄[近江宮御宇天皇]<三山歌> |
原文 | 高山波 雲根火雄男志等 耳梨與 相諍競伎 神代従 如此尓有良之 古昔母 然尓有許曽 虚蝉毛 嬬乎 相<挌>良思吉 |
訓読 | 香具山は 畝傍を愛しと 耳成と 相争ひき 神代より かくにあるらし 古も しかにあれこそ うつせみも 妻を争ふらしき |
かな | かぐやまは うねびををしと みみなしと あひあらそひき かむよより かくにあるらし いにしへも しかにあれこそ うつせみも つまを あらそふらしき |
英語(ローマ字) | KAGUYAMAHA UNEBIWOWOSHITO MIMINASHITO AHIARASOHIKI KAMUYOYORI KAKUNIARURASHI INISHIHEMO SHIKANIAREKOSO UTSUSEMIMO TSUMAWO ARASOFURASHIKI |
訳 | 香具山は畝傍山を愛しいと、耳成山と相争ってきた。神代からこうであったらしいし、いにしえの昔からもそうであった。なので、今でも妻を争っているらしいではないか。 |
左注 | – |
校異 | 三山歌一首 三山歌 [元][紀][古] / 格 挌 [元][冷][文][紀] |
用語 | 雑歌、作者:中大兄:天智、三山歌、兵庫、妻争い、羈旅、地名、伝説 |